店主の日記 ときどき女将
夜のご予約
1年前のリニューアルオープンの時に一番大きく変えたのが夜は完全予約制にしたことです。
1日の終わりにゆっくり蕎麦屋じかんを過ごしてほしい。
素料理をお客様に楽しんでほしいとの店主の希望。
そこから完全予約制で席料を頂戴し、ワンドリンクと素料理の盛り合わせをお出しするスタイルになりました。
おかげさまで素料理の盛り合わせを楽しみにしてくださる夜の常連様も増え、
店主も今日の盛り合わせどうしよー!なんて言いながら、せっせと料理を作っています。
素料理の盛り合わせですが季節の素材を使用しているので、その日だけのお料理になることが多いです。
1枚目:春キャベツの糠漬け・新ごぼうの胡麻和え・牡蠣の山椒オイル漬けにタラの芽・グリンピースのかきたま汁
2枚目:糠漬けの盛り合わせ・農家さんの自家製刺身こんにゃく・山うどのきんぴら・こごみの胡麻和え
3枚目:新ごぼうの胡麻和え・蕗の煮物・大根葉とじゃこの蕎麦寿司・新キャベツの糠漬け
インスタ映えはしない地味ですが滋味な料理です。
調味料ではなく、素材が調味料になる感じ。
「素料理」
今夜も丁寧にお作りしてお待ちしています。
ときどき女将
祝1年!
6月10日
おかげさまでリニューアルオープンから1年経ちました。
祝1年!の記念日ですが、長女の初めての学校公開と引き渡し訓練。
10分前に店に戻ってバタバタと昼営業そして夜営業。
お祝いらしいことはできず1日が終わりました。
多くのお客様にご来店頂き本日を迎えられた事に心から感謝いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
6月から
お知らせで先にお伝えしましたが、6月から一部価格を改定させていただきます。
Instagramとfacebookで店主のボヤキを見た方はご存じかもしれませんが、
仕入れの度に値上げのお知らせが同封されている状況です。
世間に疎いわが家ですが時代の変化を感じます。
でもでも!
値上げをするならお客様が喜んでいただけるような事をやろう!と店主と準備を進めています。
とはいえお互い持ち場が違うので口論になることも多く、意見のすり合わせが大変でした(笑)
6月より一部メニューの改定をする予定です。
・たたき海苔
・昆布煮
・そばの実とろろ
この3品は以前にもお出ししていたお料理なんです。
お好きな方からのご希望が多くあったので今回復活します。
あとはせいろの2枚もりを1枚田舎蕎麦に変更できるように。
あとあと、
初めて来て何をオーダーしたらよいかわからない、
お料理も蕎麦もおまかせで頼みたいとのお声を頂く事も多いので、
お料理と蕎麦をお楽しみ頂けるコースを作りたいとおもいます。
6月に全部間に合うかわかりませんが、皆様にお楽しみいただけるよう頑張ります!
ときどき女将
季節の蕎麦
4月から新生活を迎えられた方はだいぶ落ち着かれた頃でしょうか。
我が家も長女が小学生になり、慌ただしく毎日を過ごしておりました。
急に暑くなり春というより初夏のような陽気ですが、現在春の季節の蕎麦をお出ししています。
「にしんと蕗とおろしの蕎麦」
名前が長いですね。ご注文の際は「季節の蕎麦」で大丈夫です。
にしんはおなじみのにしん蕎麦のものを半身のせて。
蕗はあく抜きして下茹でしてます。あえて味付けをせずシャキシャキと。
おろしは能登のむらさき辛味大根です。ピンク色のおろしが温かいつゆに浸ると風味が変わります。
にしんと蕗の緑、おろしのピンクで見た目にもお楽しみいただけるとおもいます。
写真を載せてご紹介したいのですが夫婦ともに撮影が下手でして。
もし上手く撮れたよって方がいらっしゃいましたら画像を頂けますと嬉しいです。
ご来店お待ちしております。
ときどき女将
どうも、店主です。
ひさしぶりの日記
スマホを変えたせいもあり、全く当HPも触れておりませんでした。
なので、今!ときどき女将の投稿を見ました。
ありがたや
当然ながら、pcやスマホで入力するので仕事時間外にやってくれていたと言うことになるのです。
ありがたや
ついでに小ネタをひとつ。
当店の人気?メニューに「十割コース」というのがあります。
せいろと小さなにしんそばと甘味のセットメニューで、少しだけ割安となっております。
冷たい蕎麦と温かい蕎麦両方味わえるので、女性でも満足頂ける人気メニューです。
差額を頂ければせいろ→田舎に変更可能です。
なので、お二人でいらしたお客様は「一つ田舎で」と変更してシェアして召し上がると
せいろ 田舎 温蕎麦 三種類味わうことが出来ます。
実際、そのやり方をされる方もとても多くいらっしゃいます。
ですが、出来ることなら…
せいろ、もしくは田舎どちらか先に出てきますが、次の蕎麦はどんなに早くても2.3分後の提供になってしまいます。
その間、蕎麦は劣化(のびる)してしまいます。
どんなに作り手が歯をくいしばって努力しても、それだけは免れません。
「お出しした瞬間こそピーク」
これは絶対です。
ピークを味わうには、速やかに食べていただく事しかありません。
先日、二種目の蕎麦が出るまで待ってから召し上がったお客様が「二種食べ比べられて良かった」とおっしゃられまして…
あまり口出ししたくないのです。
伸びた一枚目の蕎麦と、茹でたてのピークの二枚目を比べたんですよ、それは。
もちろん面と向かって言えるわけでもないですし、食べ方は自由ですしおすし。いやそばか
作り手はノイローゼかと思われる位、「味」に向き合ってるので、どのようにお伝えすればいいのか、これまた迷っております。
じゃあ、どれくらい早く食べればいいの?
ともし聞かれたならば。
横断歩道で赤信号から、青に変わりました。
皆さん渡りますよね?途中で立ち止まったり、スマホ眺めて足を止めたりしませんよね普通。
そんな感覚です。
この場合、赤信号=のびるです。
足の先から頭のてっぺんまで、「味」ばかりの作り手は、どこに行ってもそんなつもりで食べております。
確か雑誌ダンチュウの編集長が「誰よりも美味しくたべる!」と仰ってましたが、私も同感であります。
もちろん、そうであっても押し付けはしたくないですし、お好きに召し上がっていただく、というのは変わらないのですけれど。