店主の日記 ときどき女将
アド街ック天国の放送後
3月1日(土)21:00放送「出没!アド街ック天国」に撮影協力させて頂きました。
じゃない方シリーズの「新江古田」。
うちは住所としては江原町で、新江古田の駅から徒歩7分ほどあります。
それでも「新江古田」の店として選んでいただけたのはとても嬉しく思いました。
祖父の代からの蕎麦屋、そして「じゆうさん」としても20年営業しているもんね。
放送後は地元の方から声をかけていただく事も多く、嬉し恥ずかし。
そして覚悟はしていたけれど昼夜共に忙しくなり、テレビの影響の大きさを感じています。
当店はテーブル3席、カウンター3席の非常に小さい店です。
昼はお食事のみで来店される方もいれば、お酒を飲んでゆっくり過ごされる方もいます。
どれぐらい待ちますか?とお問合せされても、お客様のご都合のためお答えすることができません。
夜は予約のみ。
ご予約は当HPからのWEB予約のみとさせていただいています。
お電話では受付していません。
聞き間違え、言い間違え、注意事項の説明等があり、トラブルを避けるためです。
そして営業中は店内のお客様優先のため電話対応が難しい事もあり、
お急ぎでないお問い合わせはHPより承っております。
昼はお待ちのお客様がいるときはそれなりに。
もちろんお待ちの方がいない時は、どうぞごゆっくり。
夜は時間や他の方を気にせず過ごされますようご予約の方のみで。
当店が当店らしく営業を続けられるよう、
どうぞご理解ご協力いただけますと幸いです。
ときどき女将
気が付けば3月…
最後に日記を書いたのが年末で気が付けば3月になっていました。
今更ですが年越し蕎麦のご予約をいただいた皆様ありがとうございました。
ご自宅で美味しく茹でられたでしょうか?お味はいかがだったでしょう?
皆様のご協力も頂き、2023年よりオペレーションは上手くいったのではないかとおもいます。
とはいえ玉子焼きの提供にお時間を頂いてしまったり。
まだまだ課題はあります。
また今年もソリューションしながら、よりよい店つくりを実現していければと思っています。
さて1月はインスタグラムには投稿しましたが「食べログアワード」の授賞式に出席してきました。
2019年以来なので6年ぶり4回目のブロンズ受賞です。
食べログもアルゴリズムが変更になったり、評価基準が変わったりで、点数も浮き沈みがあります。
あまり気にしないようにしていても、やはり賞を頂けることは嬉しいです。
場所が帝国ホテルということもあり、ウキウキしながら出席してきました。
出席して感じたのは「高級店ばっかり…」です。
寿司。フレンチ。イタリアン。日本料理。中華料理。
ほぼ予約は取れず、予算も少なくとも3万円以上はする店ばかりです。
蕎麦屋は5店舗しかありません。
当店も蕎麦屋としては価格高めなのですが、おそらく受賞店の中では一番安い店でしょう。
高級店はもちろん素晴らしいです。食材、技術、サービスもハイレベルです。
スターシェフのパフォーマンスはSNS映えもするのでしょう。
ただ、そんなお店ばかりが評価されるのはどうなのかな。
日常に寄り添うような店にも、フォーカスをあててほしい。
飲食店をやっていると食べログの影響力の大きさを非常に感じます。
だからこそ、べつの評価基準もあってほしいなぁと思ってしまいました。
もちろん個人的な意見ですが。
当店はあくまでも町蕎麦らしく。
ちょっといいもの食べたいな。という日常に寄り添えたらと思っています。
ときどき女将
本日より年越し蕎麦のご予約受付開始です!
11月に入りました。今年も年越し蕎麦の受付を開始します!
いよいよですね。毎年緊張します。
毎年昨年の反省メモを見返しつつ今年の方向性を決めて用意をしているのですが、
なにか不備があるのではないか…と不安になってしまいます。
そんな不安からご予約の注意事項が盛りだくさんになってしまって。
いつもご注文いただく皆様にとっては逆にわかりにくいかもしれません。
今年変更した点は
・玉子焼きを予約制にしました
昨年は当日分のみ販売にしたのですが、ご希望される方が予想していたより多くて。
店主が玉子を焼く事で手一杯で、お渡しとお会計を私一人で行うことに…
お客様を大変お待たせしてしまったので、今年は予約制にして事前準備をすることにしました。
・当日連絡をとれる日本の電話番号をお持ちの方のご予約にしました
やはり個人店なので当日何がおこるかわからない不安があります。
もちろん蕎麦屋の使命としてなんとしてでもご用意するつもりですが。
どうしても…のときはご連絡をさせて頂かなくてはならない場合もあります。
どうぞご理解いただければと思います。
昨年外国のお客様でテイクアウトして公園で食べる予定でご予約された方がおられました。
持ち帰りという表現が誤解を招いてしまったのですね。
当店の年越し蕎麦はご自宅で茹でてお召し上がりいただく蕎麦です。
茹でないと食べられませんのでご注意ください。
今年もみなさまの健康と幸せを願いながら、心を込めてお作りさせていただきます。
ご予約お待ちしております。
ときどき女将
予約について
気温差が激しい日が続いていますね。
昨日は半袖だったのに今日は長袖と上着を着ても肌寒かったりして。
季節の蕎麦もなんだか変えにくくて「ひやかけ」まだ続けています。
もうそろそろ「ぞろりこ蕎麦」をお出しできるようにせっせと仕込みをしているところです。
すこし前の話ですが、めずらしく店主が体調を崩した時がありました。
当店は店主がすべての蕎麦と料理を作っているので、店主が倒れてしまうと営業ができません。
昼営業は臨時休業にするとしても、ご予約を受けている日はそうもいきません。
その日はなんとかふらふらしながらも乗り切ってもらいましたが。
そう考えると予約制というのはなかなか難しいものだなあと考えてしまいました。
店主が怪我をしたり急病になってどうしても営業ができないとき。
ご予約の方にどうやって迅速に連絡を取るか。
HPからのウエブ予約のため基本的にメールでのやり取りが主ですが、
やはり緊急時は電話で事情を直接お話しさせていただきたいと思います。
そのため「ご予約は当日に連絡の取れる日本の電話番号をお持ちの方」とさせていただきました。
国際電話はつながりにくい事と、私たちが日本語以外の言語での電話対応が難しいためこのようにさせていただきました。外国のお客様におかれましては、どうかご理解頂ければ幸いです。
外国のお客様はぜひお昼にご来店ください。
英語のメニューもありますし、私自身も接客英語の練習中です!
Welcome!!
ときどき女将
薬味のはなし
せいろ蕎麦には山葵と葱の薬味が付きます。
田舎蕎麦には辛味大根と葱。
温かい蕎麦には葱と柚子。
当店でも薬味をお付けしていますが、全く手を付けずに残される方も。
フードロスの取り組みとして薬味不要な方はお申しつけくださいと表記をしているのですが、
声かけてくださる方はとても少ないのが現状です。
薬味って実は手間とコストがかかっています。
葱は切った後に水にさらしてから余分な水分を切って。
辛味大根は金沢から紫辛味大根を仕入れて。
夏場は柚子が手に入らないのでい小さい青柚子が1個500円なんてこともありますが、
すだちやカボスとは違うゆずの風味が温かい蕎麦には合うので添えています。
そして「山葵」
好きな方もいれば苦手な方も。
でもみなさんご存じですか?山葵って高級食材なんです。
当店で取引している山葵は1㎏で15000円です。
そのままでは使えないので葉や根っこと汚れを落として2割位はロスがでます。
薬味なのでお好みもあるとは思いますが、全く手を付けていないのを見ると
モッタイナイ…なんておもってしまいます。
次回メニュー改定するときには薬味不要な方は50円引きにしようかな。
なんて考えているこの頃です。
ときどき女将